トーナメント方式

IFPAで公認されているトーナメント方式は規定で決められています。ここでは、公認される試合形式に限って説明します。

IFPAでは、予選で使用できるトーナメント形式と、決勝で使用できるトーナメント形式が決まっています。

 2021年現在、予選で使用できる方式は次の5つです。緑色の表記の形式は、ここでは説明していません。

- PAPA Style Qualifying
- Best Game Style Qualifying
- Pin-Golf Qualifying
- Match Play Qualifying
- Flip Frenzy(Pinball ! Pinball ! Pinball !)

 2021年現在、決勝で使用できる方式は下記のとおりです。

- Single Elimination
- Double Elimination
- 2 Strike Knockout
- 3 Strike Knockout
- 4 Strike Knockout
- Fair Strike Knockout
- Progressive Strike Knockout
- Group Match Play
- Ladder Format
- Flip Frenzy(Pinball ! Pinball ! Pinball !)
- Target Match Play
- Common Playoff Structures

 

シングルエリミネーション(Single Elimination、決勝のみ)

 上図のような、一般的なトーナメント方式です。2人1組で試合をし、勝った方が次戦に挑めます。


ダブルエリミネーション(Double Elimination、決勝のみ)

 通常のシングルエリミネーショントーナメントでは1度負けると終わりですが、ダブルエリミネーションでは1度負けても、もう1度チャンスがあります。具体的には、表と裏のトーナメントブラケットがあり、表のトーナメントブラケットで負けた場合に、裏のトーナメントブラケットへ移動します。移動する位置は、どのタイミングで負けたかによります。裏のトーナメントブラケットで負けたら終了です。

ピンボールフレンジー(Pinball Frenzy、予選、決勝とも可)

 全体のトーナメントに対して制限時間を課し、対戦順番を割り当てられた先頭から、次々と2人対戦のMatchplayを行っていくスタイルです。一般的なフレンジースタイルでは、相手が入れ替わりながら、2ゲーム連続で対戦を行い、勝っても負けても終了して、次のQueueに並びます。こうすることによって、ほぼ全員が同じゲーム数を対戦する事になります(試合が長引くと対戦数は減少するので、不利になる人も出ます)勝敗は、勝ちゲーム数で決まりますが、同数の場合は勝率であったり、他の指標で判定される場合もあります。IFPAの公式試合方式に登用されたこのスタイルは日本発祥のもので、原本となるものは、ネバーランド(2016年8月閉店)の堀口氏が考案したものです。

ストライクノックアウト(Strike Knockout、決勝のみ)

 2~4人の同時対戦でプレイし、負けた人にはXがついていく方式です。Xのつき方はいろいろありますが、方式によって決められています。例えば、Progressive Strike Knockoutであれば、1位は0、2位はX1個、3位はX2個、4位はX3個です。最終的に、Xを規定回数獲得してしまったプレイヤーがトーナメントから排除される方式です。

ベストゲーム(Best Game Style Qualfying、予選のみ)

 制限時間内なら何度でもプレイすることができ、機種ごとの自分のベストスコアによってポイントが決定される方式です。

ピンゴルフ(Pin-Golf、予選のみ)

 機種ごとに課題が与えられていて、その課題をクリアするまでに何球使用したかを競う方式です。課題がスコアな事もあれば、SPECIALやEXTRA BALL獲得などのフィーチャーの場合もあります。IFPA公式大会では、コースの設計に関して厳しい規定があるため、一般のトーナメントで使用されることはほとんどありません。

マッチプレイ(Match Play Qualifying、予選のみ)

 2人~4人でのスコアによる同時対戦で競う方式です。一般的には複数ゲームの試合を行い、上位1名、または2名が次回戦へ進出します。

グループマッチプレイ(Group Match Play、決勝のみ)

 3人または4人のグループで構成され、3ゲームラウンド、または4ゲームラウンドのスコアによる同時対戦を競う方式です。ゲームラウンドが3か4に決められています。上位1名、または2名が次回戦へ進出します。