ズバリ、こんなのです。
右手前の棒を引っ張ってボールを打ち出し、左右のボタンを押してボールをはじき返すゲームです。基本的には、左右のボタンを押すか離すだけという、単純な操作で誰もができるゲームではありますが、想像以上の奥深さがあり、難解なゲーム&スポーツ、それがピンボールです。真剣に取り組んでいる人にとってはスポーツ競技として世界大会に出場している人もいます。
ピンボールには「テーマ」があります。上記のマシンですと、The Addams Familyという映画がモチーフになっています。ピンボールのボールを使って、RPGのように仮想的に物語を進行させていき、エンディングまで辿り着く。そんな感じのプレイが1つの大きな目的となります。マシンによっては、エンディングまで辿り着くには、上級者でも難解な物もあるため、そのようなマシンのエンディングを見られた場合には、とても大きな達成感と感動があったりもします。
1.コインを入れましょう
ピンボールは1ゲーム分のコイン(100円等)を入れることによって、クレジット(残りゲームをプレイする権利)が貯蓄されます。通常は1コインで1クレジットですが、設定によっては、コインを連続投入することによって、ボーナスクレジットを得られる場合もあります。
例)100円1ゲーム、200円(連続投入に限る)3ゲーム
2.スタートボタンを押しましょう
一般的には、コインを入れただけでは、ゲームはスタートしません。但し、一部のマシンや、エレメカ式(スコア表示がドラムリール式)のピンボールの場合は、自動でスタートするマシンもあります。スタートボタンは、筐体手前、左側についていますが、古いマシンでは、コイン投入口の横についているものもあります。
3. プレイする人数の回数だけ、スタートボタンを押すと同時対戦になる(人数分のクレジットが必要)
ピンボールでは、同時に1~4人までプレイできるのものが多いです。古いマシンでは、1人専用の物、2人までの物、6人まで同時プレイ可能な物等があります。前のプレイヤーのゲームオーバーの状態から、スタートボタンを1度押すことによって、1人分のスタートが認められます。スタートしたかどうかを確認するために、ディスプレイ(点数等を表示している板)や、スコアドラムを見ましょう。”00”と表示されていたり、エレメカマシンのスコアドラムが全て0になっていれば、1プレイヤーとしてスタートしたことになります。
このスコア”00”を確認した状態から、プレイヤー1がボールを打ち出す前に、スタートボタンを再度押すと、同時に2プレイヤーで対戦する事が可能になります。3人以上の同時対戦をする場合には、プレイヤー2のスコアが”00”と表示されていることを確認してからスタートボタンを押します。マシンの中には、スタートデモ中に受け付けないものもあるので、”00”の表示を確認してから追加でボタンを押しましょう。
4. ボールを打ち出しましょう
スタートボタンを押すと、右側手前のシューターレーンと呼ばれるボールを打ち出す溝にボールが出現します。プランジャーと呼ばれる棒を引っ張って離すことにより、ボールがレーンから打ち出されます。プランジャーの他に、ボタンで打ち出したり、ガントリガーで打ち出したりするマシンもあります。
5. フリッパーボタンで、迫ってくるボールを打ち返しましょう
左右にあるボタンを押すと、それぞれ、フリッパーと呼ばれるヒレみたいな物が上にあがって、ボールを打つ事ができます。うまく打ち返して、ボールが下部に落ちないように操作します。
6. 1プレイのボールは3球(例外あり)
ピンボールでは、1プレイのボールは3球あります。一般的なピンボールでは、中央下部のフリッパーの間と、左右外側のレーンにボールが落ちてしまうと、1ボールを失ったことになります。但し、ボールを打ち出してからすぐに落ちてしまった場合には、落ちなかったことにして救済してくれる機種もあります。
7. ゲームオーバー時には、MATCH(マッチ、ナンバーマッチ)を確認しよう
3球ともボールを落としてしまうとゲーム終了です。ゲーム終了時に、マシンがランダムで2桁の数字を表示します。その2桁と、自分の最終スコアの末尾2桁が合致すると、「当たり」で、1クレジットを獲得し、もう1ゲーム、無料でプレイできるようになります。
8.ハイスコアネームを登録しよう
グランドチャンピオン(歴代No1スコア)や規定期間内1位~4位のハイスコアに限ったことではありませんが、マシン個別の条件を満たすと、自分のネームエントリーができる場合があります。条件を満たした場合は、その旨、画面に表示されますので、左右のフリッパーボタンで表示されている文字を変更し、スタートボタンを押すことでその文字を確定し、入力することができます。3文字入力すると自動的に終了しますが、入力時間が制限されているため、早めに入力をしないと、強制的に終了させられる場合もあります。下記は、データイースト社のバットマンの例です。
以上が、ピンボールの一通りのプレイの流れになります。とりあえず、慣れるまで継続して遊んでみましょう。