Level 0 導入編

ピンボールは、20世紀中盤に普及した大衆娯楽用ゲームマシンでした。当初は、運の要素が強くギャンブル性もありましたが、時代とともに、運の要素が減少していき、現在では、プレイ技術を競うスポーツにまで進化しています。世界中のアクティブなプレイヤー(公式トーナメントに3年以内に出場経験がある)は2021年現在で8万人弱おり、年間、たくさんの公式トーナメントが各国で開催されています。

ピンボールの面白さと楽しさは無数にあり、人によって異なりますが、そのうちの1つとして、デジタルには無いアナログ的スキルを必要とすることです。真剣にプレイしている人たちにとっては、ゲームというよりは、スポーツとして捉えています。ビリヤードやボーリングのような個人球技に近いです。

他の魅力としては、

・ 一人で楽しむ事も、複数で楽しむ事もできる

・ 他のスポーツと違い、体力や身体能力が少しくらい低下しても、年齢、性別を問わず楽しむ事ができる。また、反射神経も基本的にはあまり重要ではない。

・ 基本が、左右2個のボタンだけの簡単操作

・ 基本的なテクニックは、機種が変わっても、ほぼ共通

・ いくつかのテクニックを習得するだけで、中級者以上のレベルにすぐ追いつくことができる(練習は必要だが、難しいテクニックはほとんど無い)

・ ルールがわからなくてもそれなりに遊べ、ルールを把握すると劇的に楽しくなる。更に、背景として設定されているストーリーをボールで表現しながら進行させることにより、エキサイティングなエンディングを見ることができるかもしれません

・ 海外ではピンボールパーティ等もあり、トーナメントの後に打ち上げをしたりホームパーティで盛り上がったりもあります。

・ メカと電気の融合体として、芸術的観点から虜になる人もいます。世界には、かなりの数のコレクターもいます。


等、この他にも人それぞれの楽しみ方があります。

筆者は、その機械ごとの最終エンディングまで到達したり、海外トーナメントに出場することも楽しいですが、今では、諸外国のトーナメント後のパーティが何よりも楽しくて海外に積極的に足を運んだりもしています。

このサイトを通じて、少しでも、それぞれの楽しみを見出していただければ幸いです。